結婚指輪に利用される素材
2020年08月19日 17時25分
【プラチナ】
一番人気の素材がプラチナです。
ゴールドのように錆びる心配もありませんし、シルバーのようなステキな輝きがあります。
特に他の金属と混合しなくても、プラチナそのものが白く輝いてくれます。
変色することもありませんし、一生使うマリッジジングの素材としては最適でしょう。
普段から使うことが多い結婚指輪ですから、汗や酸やアルカリにも強いプラチナは重宝されます。
身につけたまま温泉に入っても大丈夫ですし、金属アレルギーも起こりにくいです。
そんなプラチナの特徴から「不変的な愛」の意味を込めて結婚指輪や婚約指輪に使われます。
ダイヤモンドとの相性も白さが際立って綺麗に映えますね。
そんな特徴があるプラチナ素材ですが、単体では少々柔らかいのです。
それを解消するために、他の金属と混ぜて使用されることが多いです。
4つのランクに分けられて、それぞれプラチナの含有量が違います。
・Pt1000……プラチナの含有量100パーセント
・Pt950……プラチナの含有量95パーセント
・Pt900……プラチナの含有量90パーセント
・Pt850……プラチナの含有量85パーセント
Pt1000は柔らかすぎて加工できません。
一般的には0.1パーセントだけ他の金属を混ぜています。
柔らかさがありますが、しなやかさもあります。
傷がつきにくい特徴もありますが、プラチナは産出量も少ないですからPt1000を利用したい場合は、
高額な費用になります。
【ゴールド】
プラチナよりも変色しにくいこともあり、ゴールドは海外では結婚指輪の主流になっています。
長期間輝きを保つことができて人気の素材です。
ゴールドはジュエリーやアクセサリーだけでなく、
お守りや通過などさまざまなシーンで使用されている比較的身近にある素材です。
もしも変色しても、もう一度メッキすれば色が戻りますし、もっとも特徴的なのは、ゴールドの伸びの良さです。
わずか1グラムのゴールドでも薄く伸ばせば、3000平方メートルにもなると言われます。
プラチナと同じですが、他の金属を混ぜない100パーセントゴールドは柔らかすぎます。
装飾品として使用する場合は、別の金属を混ぜて合金にするのが普通です。
ゴールドの含有量によって「K24」「K18」「K14」「K9」などに分けられます。
もっとも主流なのはK18(18金)で、これはゴールドの含有量が75パーセントになっています。
混ぜ合わせる金属によってカラーが変化します。
「ホワイトゴールド」とか「ピンクゴールド」とか「レッドゴールド」などがあります。
人気なのはピンクゴールド。
その理由は日本人の肌の色に似合うからです。
プラチナと同じくゴールドはアレルギーを起こしにくい素材です。
しかしながら、混ぜ合わせる金属の種類によってはアレルギー反応を起こすこともあります。
もしも金属アレルギーがあるならば、K18にしておくといいでしょう。
【シルバー】
シルバーは素材の価格も安いことから、ジュエリーに多用されています。
男性でも違和感なく使える定番の素材と言えるでしょう。
また光の反射は、どの金属よりも優れています。
きちんと磨けばプラチナよりも輝きます。ネックは傷がつきやすいことでしょう。
腐食には強く丈夫で強い素材です。
ですがメンテナンスとして、皮脂や油を柔らかい布で拭き取ることをオススメします。
メリットはプラチナやゴールドよりもリーズナブルな料金になることでしょう。
日常的に使うジュエリーならば気軽に買い替えができます。
加工のしやすい素材として有名です。
結婚指輪では、少し凝ったデザインのものが多いです。
【チタン】
チタンはレアメタルの一種で最近注目が集まっているジュエリー素材です。
プラチナやゴールドよりも低価格なところが魅力です。
素材は錆びないし丈夫です。
若いカップルを中心に結婚指輪の素材として選ばれています。
特徴的なものは軽さにあります。
見た目は重そうな感じですが、持って見るとギャップに驚いてしまいます。
他の素材よりも金属アレルギーができにくいです。
医療現場でも導入されている素材ですから安心です。
丈夫な特徴で頑丈で傷がつきにくいです。
こういったメリットがあるのですが、丈夫すぎるから購入した後のサイズ直しができないデメリットもあります。
カラフルに色づけしたい場合は特殊な酸化加工をすれば可能です。
他人と違った結婚指輪を希望するならば選択肢に入るでしょう。